お店探訪記 / 村の市場東金店
地元の方に「むらいち」の愛称で親しまれているスーパー、「村の市場 東金店」に行ってきました!
村の市場は、千葉県の房総半島・九十九里浜に近い東金市にあります。
一見、普通のスーパーには見えない建物、おしゃれな倉庫みたいで、外壁や入り口には「生鮮倉庫」の文字が!
な、なんとおしゃれな…
探索欲をそそるというか、入る前からワクワクする演出に思わず財布の紐が緩んでしまいそうです!
早速、中に入ってみると果物コーナーがあり、果物の箱を高い天井いっぱいに積んだおしゃれなディスプレイ! レトロなデザインの箱もあって、かわいい!内装も倉庫のようなようなデザインで統一されていて、一気にテンションが上がります。
旬のフルーツはもちろん、国産、輸入品を問わず普段目にしないような品種まで、何よりその品揃えの豊富さに圧倒されます。
つぎに野菜コーナーへ。
おしゃれなスーパーなだけあって、全体的にお高いのかしら…と思いきや、日常的に良く食べるお野菜は、むしろとてもお手頃な価格です。
統一感のあるおしゃれな売り場作り。それにこんなに品揃えが豊富なのに、POPなどがごちゃごちゃしていないから、すっきり見やすくポイントが高いです。
隣の精肉コーナーは、野菜コーナーとガラリと印象が変わって、清潔感ある白いタイル調…と、売り場の奥にドーンと待ち構えるのはギュージンガーブラック!!
…の等身大パネル??
実は、彼は和牛日本一に輝いた「鹿児島黒牛」のキャラクターなのだそう。
「鹿児島黒牛」は指定取扱店でしか買うことのできない銘柄牛。厳選した餌や衛生管理を徹底した飼育環境の中で育てられた最高品質の牛肉。黒牛の他にも黒豚のソーセージも。
村の市場のお肉屋さんが作る 「ローストビーフ」と「焼き豚」は、幅広い年齢層の方に大人気です。その選りすぐりの高品質のお肉で作るから、美味しいんですね!
さらに鮮魚コーナーに進むと、今度はお寿司屋さんのような粋な内装に変わります。
よく見ると店内全体が、いろいろなテナントが集まる市場のような設計・演出になっていて、まるでテーマパークのように楽しめます。
村の市場のお刺身は、ほんとに美味しそう。 遠方からわざわざ買いに来られる方がいるというのも、納得ですね。
お刺身のほかにも、日々の食卓にうれしい曜日限定の特売の厚切りの塩鮭もありつつ、新鮮な丸のままの魚も種類がたくさん。 だから、仕入れに来られる飲食店の方も多いそうです。
さらに進むと、鮨コーナーです。
ネタが大きい!江戸前鮨、ちらし寿司、太巻に細巻など種類も多くて、どれも美味しそうなお鮨ばかり。選ぶのが楽しいですね。
鮮魚部が朝仕入れた新鮮な魚で握るから、鮮度はいいし、他ではあまり見かけないネタのお鮨もあって、だから村の市場のお鮨は大人気なんですね!
そして、お惣菜売り場では美味しそうな揚げ物コーナーを発見!
香ばしくていい香り!通常スーパーで売られている揚げ物はパン粉のついた冷凍品を仕入れて揚げるだけのところがほとんどですが、村の市場では材料はもちろん、パン粉は生パン粉で、揚げ油もひまわり油というこだわりよう。
魚のフライは魚売り場でさばいたものを使用するなど、可能な限り無添加・手作りで、その美味しさにこだわっているのです!
さらには、牡蠣弁当や黒毛和牛弁当、深川めしやうな重といった贅沢なお弁当まで…!
お店作りだけでなく美味しさや品質にも手を抜かない、村の市場のこだわりなんですね。
隣のデザートコーナーに、「村のお菓子屋さん」のラベルが貼ってあるデザートを発見!
「村のお菓子屋さん」のプリン、杏仁豆腐、牛乳寒天、スイートポテト、シフォンケーキ!やっぱり、村の市場の手造り!どれも人気商品なんですって!
ユニークな店作りだけでなく、魅力がいっぱいの村の市場について、店長さんにお話を伺いました。
村の市場は、「高いね」と言われてしまうこともありますが、「やっぱり品物がいい、面白いものを置いている」と言うファンの方が、とても多いんですよ。
と話す店長さんはなんだかうれしそう。
「例えば果物では、買われるのは年配の方がほとんどだし、本当に高価なものが売れるのは特別なハレの日です。だからといってハレの日だけ高価な果物を置いても買っていただけない。お客様には「村の市場」にはいい果物がある”と思っていただけるよう、一年中高価なものもお手頃なものも取り揃えているんです」
他にも、お客様からの要望があれば可能な限り取り揃えるようにしています。無添加のもの、「本物」の調味料も取り扱って欲しいなどというご要望にお応えするうちに、普通のスーパーには置いていないような珍しい品、またちょっと高くても無添加なものなど、気付いたら東京でも限られた店にしか並ばないようなリッチな商品まで手に入る面白いスーパーになっていたと言います。
伝統製法で作られた京都の村山造酢の千鳥酢は、お客様のご要望にお応えして、なんと一升瓶まで!
お酒売り場には、伝統製法での酒造りをする千葉の酒蔵「寺田本家」の日本酒も並びます。
そしてパン売り場には、国産小麦と無添加にこだわった大阪のタマヤパンまで…
…もう!一体どこまで全方位的にこだわるんだ!「むらいち」さん!
と、思わず言いたくなるほど、本当に良いものが揃う村の市場。
今でこそ、こう言った健康志向の商品を取り扱っているお店は増えてきていますが、専門店ではなくスーパーという業態でこのクオリティであることは本当に素晴らしい!
最近は健康や本物志向といった価値観が広まってきているので、ぜひ行ってみたいという方も多いのではないでしょうか。
昔ながらのもの、良いものを知る人にとっては「安心して買い物できる場所」、また「新しい発見」と「美味しい食材に出会える場所」として、「村の市場東金店」に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
取材・撮影|ライター 小泉優奈
お店探訪記 / 村の市場東金店